第67回さっぽろ雪まつり K-POP FESTIVAL 2016 レポート
熱くエネルギッシュなステージ!心に響くバラード
音楽ファンの目と耳を満足させた冬の恒例音楽祭「K-POP FESTIVAL」大盛況で終了!
今年も雪まつりで賑わう札幌にて開催された8回目となる「第67回さっぽろ雪まつりK-POP FESTIVAL2016」は2月6日(土)、7日(日)の2日間に渡り、多彩な音楽とGFSCチャリティーキャンペーンで観客を熱狂させた。
「K-POP FESTIVAL」は、札幌の冬を彩る雪と氷の大祭典“さっぽろ雪まつり”の期間中に、さっぽろ雪まつり公式協賛行事として毎年開催している恒例の冬の音楽祭。
8回目となる今年は、6日「第67回さっぽろ雪まつりK-POP FESTIVAL最強K-POPの祭典 Winter Special」、7日「第67回さっぽろ雪まつりK-POP FESTIVALバラードの祭典」と2Days開催し、多彩な音楽とGFSCチャリティーキャンペーンで、文化芸術を通した日韓友好親善に貢献すると共に日韓両国の文化交流を促進し、伝統あるさっぽろ雪まつりを熱く盛り上げた!
また事前行事として5日には、今回GFSC特別広報大使となり様々なGFSCチャリティー活動を応援する防弾少年団は、北海道で日韓文化交流やGFSCチャリティー活動に尽力しているNPO法人日韓文化交流会交流センター(アンニョン!韓国語学堂)を激励訪問した後、札幌市内の児童福祉施設を訪問。
逆境にも負けずに元気に頑張る子供を励まし、プレゼント贈呈や一緒にゲームを楽しむなど子供達と心温まる日韓交流を行った。
【第67回さっぽろ雪まつりK-POP FESTIVAL 2016 最強K-POPの祭典Winter Special】
まず初めに登場したのは日韓dance de smileチーム。横浜アリーナではオープニングアクトも務め、他のカバーダンスチームとは違い、年齢に関係なく大人数で一緒に踊り壮大でエネルギッシュな舞台を見せてくれる。
今回は出演者の曲であるMADTOWNの「YOLO」、MR.MRの「BIGMAN」と防弾少年団の「DOPE」を披露。
堂々としたパフォーマンスに大きな声援が飛び交った。
緊張しながらも日々の練習の成果を発揮した舞台を見せてくれた日韓dance de smile チーム。
彼女たちのキラキラとした瞳は観客にも勇気と幸せを与えてくれた。
観客も盛り上がってきた中で登場したのは、今回が初めての札幌進出となった人気急上昇中のMADTOWN!
デビュー曲「YOLO」や「NEW WORLD」ではアクロバットを駆使した大迫力のパフォーマンスにスタートから大興奮の観客たち。
カップリング曲の「What’s your number」ではサビの簡単な振り付けをファンも真似し、一緒になって盛り上がった。
今回の公演に参加したことについて「僕達は韓国でもボランティア活動に参加してきたのでこのような意味のある公演に参加できてとても光栄です」と嬉しそうに語った。
また「今回メンバーのジョタが韓国の人気番組「ジャングルの法則」の撮影のため残念ながら来られなかったのですが、3月19日、21日に行われる僕達の単独公演では必ず7人で完璧なステージをお見せしますのでまた会いましょうね?」と呼びかけると「ネェ~!」と会場中から応援の拍手が送れた。
その他「OMGT」や「深刻だ」など多様な魅力を持つ曲を披露してくれたMADTOWN。
最後はこの公演のために彼らが特別に準備したという、同事務所に所属するMBLAQの「Oh Yeah」のカバーダンス。尊敬する先輩でもあるMBLAQの曲をパフォーマンスするということでメンバーたちもさらに気合が入っていた。オープニングから激しくパワフルなダンスで会場のファンを魅了。最後まで一糸乱れぬダンスに会場からも思わず「かっこいい」と称賛の声が飛び交った。
続いて登場したのは、2/9に日本メジャーデビューする、今回唯一2日間参加したMR.MR。
「さっぽろ雪まつりK-POP FESTIVAL」には2回目の訪問ということで「お久しぶりです~!」とファンとの再会を楽しんだ。
日本メジャーデビュー曲「Just 1 Light」では爽やかなメロディーラインとは裏腹にジャケットをチラッと脱ぐセクシーなパフォーマンスに黄色い声援が沸き起こった。
MCでは今回の日本メジャーデビューに向けて意気込みを聞かれると「日本メジャーデビューはゴールではなくスタートだと思っています」と語った。そしてビックニュースとして「5月末から6月初旬まで札幌や室蘭、旭川などに2週間滞在して皆さんに会いに行く予定です」と発表。
会場のファンからは「やったー」と喜びの声があがった。
締めくくりは日本メジャーデビュー曲のカップリング曲でもあり、ファンの皆さんの為に作った曲という「Tiger and Lion」を舞台初披露。MR.MRは最後までファンにサプライズプレゼントをして楽しませた。
オープニング映像で既に会場から割れんばかりの声援が響いたのは、今回GFSC特別広報大使として任命され、初めての札幌進出となった防弾少年団。彼らの応援ペンライトが会場を埋め尽くした。全ての曲でのファンの完璧な掛け声でさらに熱く盛り上がった。「RUN」、「Boy in Luv」、「DOPE」と次々にヒット曲を披露すると初めて見るファンも釘づけに。
MCでは初めて札幌を訪れたことについて「今まで雪国には何か国か行ってきたけど札幌が一番きれいですね」という声にファンからは喜びの拍手が沸き起こった。
さらにGFSC特別広報大使として児童施設を訪問し子供たちと交流したことについて「僕達のために色々準備してくれてむしろ力をもらった」「子供たちが本当にかわいい!大好き!」と楽しんできた様子を伝えてくれた。
そしてGFSC特別広報大使として大きく貢献してくれた彼らには特別感謝牌が贈呈される場面も。リーダーのRAP MONSTERは誇らしい表情で感謝牌を受け取り「意味のある場所でこのような活動が出来てとても光栄です」と語った。
「ホルモン戦争」、「進撃の防弾」なども披露し、会場の熱はさらにヒートアップ。本人たちも思いっ切りステージを楽しむ姿にファンはさらに魅了された。
そんな防弾少年団のステージを締めくくった一曲は「I NEED U」。7人全員がシンクロしたキレのあるダンスと、心に響く歌声、思わず体がリズムに乗ってしまうラップでトリにふさわしい完璧なステージを見せてくれたのだった。
最後は全出演者が一緒に「赤い夕焼け」を歌いフィナーレを迎えた。全出演者がグループの垣根を超え、笑顔で肩を組み最後まで観客と一体になり熱く盛り上がる!
本公演だけの特別なスペシャルステージ、3組の仲睦まじい姿にファンの満面の笑顔の花が咲いた。
大熱狂と興奮の中、熱い感動と共に「第67回さっぽろ雪まつりK-POP FESTIVAL最強K-POPの祭典 Winter Special」は幕を閉じた。
【第67回さっぽろ雪まつりK-POP Festival 2016 バラードの祭典】
まず一番目に登場したのは今回アーティストの舞台をさらに引き立たせ、美しい演奏を届けてくれたバラダン。「最初から今まで」、「冬の愛」、そして「忘れないで」と韓国ドラマファンなら誰でも知っている名曲を演奏すると、韓国ドラマの名場面、感動が思い起こされ胸が熱くる。ロマンチックな雪の札幌にピッタリな素晴らし演奏に大きな拍手が送られた。
そしてバラードを中心に美しいハーモニーで魅了する甘いマスクを持った4人組TRITOPS✳が登場。
バラダンの演奏にのせ、オリジナル曲「PRIDE」では男らしいシックな4人が力強い歌声で歌い上げると観客は既に彼らの虜に。バラダンの生演奏でさらに迫力と重厚あるステージに。
続いてドラマ好きにはたまらないOSTは韓国時代劇「夜警日誌」より「涙だけ溢れ」を披露。感情がこもった歌声で思わずドラマの情景が浮かんでくるようだった。
MCでは今回2回目の札幌訪問で雪まつりを見に行ったことについて聞かれると興奮気味に「大好きな進撃の巨人がいた。綺麗だった。」と話すおちゃめな姿も。
歌っているときには見られない、可愛らしい姿が垣間見えた。
「僕達の大好きな日本の歌手の先輩の歌をカバーします」と言って披露してくれたのは「Mr. Children」の「しるし」。
リーダーのヒョンムンによるギターの生演奏で歌ってくれた。
そして彼らのオリジナル曲「会いたい」、「ノラネコ」では心がこもった歌声に観客も聞き入った。
4人それぞれが違う個性を持った歌声が一つのハーモニーになったとき、彼らの最大の魅力が発揮された。名残惜しそうに舞台を去っていく彼らに会場からは大きな拍手が送られた。
続いて登場したのは前日とはがらりと雰囲気を変え真っ白い衣装に身を包んだMR.MR。
北海道ファンも楽しみにしていたバラダンの演奏にのせ「She is so beautiful」を爽やかに歌い、目の前にいるファンを見つめ笑顔で微笑む姿が印象的だった。
大人気ドラマ「シークレットガーデン」から「その男」を歌うと、そのゆったりとしたテンポに合わせファンもペンライトを振りうっとりと聴き入る。バラダンの演奏が上手くマッチし、さらに彼らの歌唱力を引き立たせた。
MCでは「4月3日も(埼玉ひだかアリーナ)で再びバラダンの皆さんを同じステージに立ちます」と「8th日韓友情フェスタ2016」に出演することを語った彼ら。
5月に予定されている2週間にわたる北海道滞在に関しても「皆さんに感謝の気持ちを込めてスペシャルな企画を準備しているので楽しみにしていてください!」と5月の再会を約束した。
この日の為にソロステージとデュエット曲を特別に準備したメインボーカルのテイと末っ子ジェミン。一部ではジェミンとテイの「会いたい」、テイの「愛さない」という切ないバラードで観客の心を震わせた。末っ子メンバーのジェミンを、テイがしっかりとリードし歌っている姿が微笑ましかった。
二部ではジェミンは「This love」、テイは「レイニーブルー」のソロ曲を披露した。
「This love」でのジェミンの腰を使ったセクシーなダンスと、「レイニーブルー」でのテイがファンの手を握って歌うという演出にはファンから黄色い声援が上がった。
続いて日本メジャーデビュー曲の未公開カップリング曲として温めていた「And Yet」を初披露!彼ら自身も特に気に入っている曲だと明かした。
最後は日本メジャーデビュー曲「Just 1 Light」。「これからも頑張りますので皆さんどうぞ応援宜しくお願いします」と強い意気込みで踊り、歌いあげた!
トリを務めたのは一段と大きな声援で迎えられたHOMMEの二人。
一瞬の静寂の中、韓国でも愛されるこの時期ぴったりな名曲「雪の華」を。
雪もハートも溶かすほど甘い歌声で日本語と韓国語を使い分けながら圧倒的な歌唱力で歌い上げる。
切ないバラードに思わず感情移入し、HOMMEの世界へ引き込んだ。
「男だから笑うのさ」「It Girl」では余裕あるパフォーマンスで安定した歌声を披露。甘く優しく歌いかける姿にうっとり聞き入るファン達。
MCでは日本語堪能のチャンミンが「札幌のビールが一番おいしいです!」、イ・ヒョンは「数ある雪スポットの中でも札幌が一番美しいです」と札幌の魅力を語ってくれた。
舞台だけでなくMCを盛り上げるのも得意な彼ら。MCに「魅力をアピールしてください」と言われると、チャンミン「持ってきましたよ~。顔です!」と答える場面も。「冗談ですよ」の絶妙な言葉に観客も思わず笑顔に。
また、特別にアカペラを少しだけ披露すると、これぞHOMME!というほど素晴らしいハーモニーで格の違いを見せつけた。笑いありアカペラありと、サービス精神がとっても旺盛な二人。
最後の曲「ご飯だけはよく食べるね」になると「立ってください」と客席に声をかける2人。観客席の後ろまで行き、ファンとハイタッチしたり、ファンにマイクを向けて一緒に歌い最後までファンを盛り上げ、大人の成熟したステージで魅了した!
そして最後に全3組が一緒になって歌ったのは「You raise me up」。バラダンの演奏に合わせ、各チームが異なるカラーのボーカルで心に響く歌を届けた。思わず鳥肌が立ってしまうようなその力強く透明感ある歌声は実力派のこの3組ならではのパフォーマンス。観客は贅沢なひと時を味わうと共に大感動の中、幕を下ろした。
2005年には日韓友情年を記念して「水原華城」、2009年の「韓国崇礼門(南大門)」、2010年「韓国・百済王宮」大雪像制作がきっかけとなり、韓国の人気音楽・文化を紹介しながら、日韓文化交流及び友情の輪をアジアに広げていきたい、そして、さっぽろ雪まつりを更に盛り上げたい!との思いから始まった「さっぽろ雪まつりK-POP FESTIVAL」は、今年も音楽の力で、文化芸術を通した日韓友好親善に貢献し、GFSCチャリティーの分かち合うメッセージを発信し、札幌を熱く盛り上げた。
NPO法人日韓文化交流会 www.japankorea.org
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