Drum Hope! 希望の和太鼓支援活動報告
東北石巻市の雄勝!
静で穏やかな町だったようだ。
雄勝湾の海色は周りの山色が映りもっと青く輝いている。
どれほど大きなツナミだったのか。家の基礎をもひっくり返し、バスは建物の屋上に上がり、鉄筋コンクリートの骨組以外は何も残さず流された。
流されたのは家だけではなく親も兄弟もそして隣人も流された。廃墟になったところにタイヤを拾ってきてビニールで包み叩き始めた。悲しみも怨みもさびしさも太鼓を叩きながら全部放った。
太鼓を叩くと体が響き、遠くに逝った兄弟たちが甦る夢を見る。
太鼓を叩くと壊れた町が復興し隣人と一緒に踊る夢が見える。
太鼓を叩くと胸が高鳴る。あの海に勇みよく浮き上がる日の丸が見える。
雄勝―おおしくかつじょう!と太鼓は鳴いている。
たくましくいきよう!と叫んでいる。
GFSCとNPO法人日韓文化交流会は石巻市雄勝町雄勝中学校(校舎が流され今は石巻市北高4階を借りて使う)を長期的に支援しています。
2011年7月22日には雄勝中学校で学校側と3D-FACTORYそしてNPO法人日韓文化交流会との復興支援調印式を行いました。この調印の内容は和太鼓支援だけではなく、和太鼓ワークショップとコンサートそして和太鼓を通した町復興支援ガ含まれています。
今回贈呈した和太鼓は宮城県産のケヤキで作ったもので被災を乗り越えた生命力を保っています。和太鼓を通して災難を克服する子供たちの演奏は多くの人々に感動と勇気を与えるでしょう。
今後GFSCは家をなくした全生徒52名と教士を含め60余名を韓国ツアーに招待する計画を持っています。これは日韓両国の友好と青少年交流に大きな意味を持つと思います。
全学生が本物の太鼓を叩き希望と勇気を持ち続け、そして町の人々に和太鼓公演を披露して町復興ができるようにGFSCとNPO法人日韓文化交流会は皆様と共に応援を続けたいと思います。
皆様の御協力をお願い致します。
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