GFSC東北希望のコミュニティプロジェクト
~手をつなごう日本 頑張れ!!岩手 大船渡~
“夢さんま祭り2014”
- 開催場所
- 岩手県大船渡市 夢商店街
- 開催日時
- 2014年9月28日(日)
- 主催
- 大船渡 夢商店街
- 共催
- NPO法人日韓文化交流会、夢グループ 水産部
- 後援
- GFSC(Good Friends Save the Children)、
KOTRA
背 景
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東日本大震災において岩手県大船渡市は津波により甚大な被害を被り、住民の約1800世帯が仮設住宅生活を余儀なくされ、そのうち、約357世帯が大船渡地区に暮らしている。コミュニティは崩壊され、新しいコミュニティ作りが急務とされる中、韓国文化に親しんでいた地元住民から、「韓国文化に親しむ機会が欲しい」と地元で活動していたNPO法人チャイルド・ファンド・ジャパンに相談をもちかけた。当法人の宮城県石巻市での支援活動を耳にしたNPO法人チャイルド・ファンド・ジャパンから、支援要請を受けた当法人は、地域住民の為、コミュニティ形成の為に、韓国語講座、文化交流・文化体験の場を作った。
これは、文化交流を好きな住民たちの心の癒しプログラムとなった。
2012年7月には、さらに楽しめる「日・韓文化交流会;岩手の共に楽しむ韓国体験」を開き、韓国語のワンポイントレッスンや韓国料理教室など新しいコミュニティ再生と仮設住宅での心の疲れを振り払ってもらうべく復興支援を推進してきた。
大船渡は、全国有数のさんま水揚げを誇っている。
2011年12月に「大船渡」駅前・茶屋前地区に、付近の商店主がプレハブ店舗で「夢商店街」を開設し営業を再開。当時「夢商店街」は、仮設での商店街の再興という事で話題を集めたが、昨今客数も減少してきており、厳しい現状が続いている。
「夢商店街」への客足の減少に不安を抱えている地元住民が、2013年7月21日にNPO法人日韓文化交流会東京事務局を来訪され、夢商店街復興と活性化のため「夢さんま祭り」の共同開催支援を熱く要請された。この背景には、地元からのチャイルド・ファンド・ジャパンの撤退もあり、「夢商店街」の地元住民は、今まで連携をしてきた当法人が頼みの綱と思い、直接、要請に来られたのだ。
それによって地元と当法人と諸協力団体で開催された2013年10月13日「夢さんま祭り」では、かつてAKBや安倍首相がこの地を訪問した時に勝る人出で盛り上がった。
今年も昨年に引き続き「石巻市」「福島」「大船渡市」で、今まで文化芸術を通して東日本の復興支援活動している当法人と地域住民が連携して、「夢商店街」の再興の為に力を合わせ、幅広く「さんま祭り」を知らせると共に、盛り上げ、大船渡景勝地の観光も含め、「夢商店街」を中心に広く地元の活性化と、町おこしに新しく貢献できる企画として推進。
大船渡名物“さんま”を使っての日韓コラボ企画「夢さんまキムチ鍋」をB級グルメのブランドとして発信して行く。
また震災を経て地元も自然の素晴らしさを改めて実感し地元の魅力“観光”をアピールし積極的に観光客誘致し復興につなげたい。
今年は“夢さんま祭り”の趣旨に賛同するGFSC広報大使実力派K-POPアーティスト“MR.MR”が祭りの応援に参加!MRMRの歌声とパワフルなダンスパフォーマンスで“夢さんままつり”を盛り上げる。
また、予てより当法人と協力団体として手を携えた宮城県の文化芸術団体、当法人が3年間支援を続けた石巻市雄勝中学校卒業生たちや地元岩手県大船渡の太鼓部による演奏など、大船渡の“食”と“音楽”と“観光”と“グルメ”を連結して夢さんま祭りを盛り上げ東日本震災復興につなげてゆく。
今年も昨年と同じく「夢さんま祭り2014」を当法人と地元が組んで<観光+食+音楽+復興>に合わせてこの祭りの応援団として参加者を全国から募集する。
震災を風化させず東北復興を願い「一緒に夢と希望をもって元気に前に進みましょう!」と共にする気持ちでMR.MRと全国から駆けつけた応援団が一緒に一日“夢さんままつり”で共にいい汗を流す。
レポート
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天高く澄み渡ったみちのくの青空の下、町興し復興祭りの希望の音色がこだました!!
2014年9月28日、岩手県大船渡市茶屋町の仮設 夢商店街で“夢さんま祭り”が開催された。
夢さんま祭りは震災後岩手「大船渡市」地域住民(夢商店街)と文化芸術を通して東日本の復興支援活動を推進するNPO法人日韓文化交流会とが連携して夢商店街の復興と活性化と日韓文化交流のために力を合わせて開催するイベントであり昨年に続き2年目となる。
NPO法人日韓文化交流会は、今年も夢商店街の熱い要請に応え札幌・東京からの応援団、そして韓国各企業とともに総勢85名で町興し・復興に繋げる応援に参加した。
会場は昨年の集客を更に3倍も上回る人々が集まり盛大な盛り上がりをみせた。
開会式では大船渡市長より「東日本復興は今からが正念場。今年の初水揚げのさんまも大型で脂がのって、たいそう美味しい。今日は楽しんでください」との挨拶のとおり昨年の2倍の炭火焼さんまの無料提供が始まった。
会場のその旬の香ばしい香りの中、当法人は大船渡の新名物“さんまばっとう”(さんまのすり身入り団子)を使ったNEWバージョンの日韓コラボ夢さんまキムチ鍋を500食無料提供、また秋田JAかづの農協のきりたんぽも200食の無料提供が行われた。
舞台では、当法人GFSC広報大使MR.MRの2回にわたる無料チャリティーライブや震災直後より当法人が3年間支援してきた宮城県石巻市雄勝中学校の復興太鼓、そして当法人と「青い鯉のぼりプロジェクト」を共にしてきた宮城県創作和太鼓駒の会の公演、伝統芸能 寺町一座も祭りを大いに盛り上げた。
GFSC広報大使MR.MRは9月初めより全国5大都市を巡るライブツアーを開催!
その最終地を大船渡とし復興祭りを盛り上げると共に「夢さんま祭り復興支援応援ツアー」で駆けつける全国の応援団の皆さんと共に汗を流しながら、地域住民との交流も持ちたいと駆けつけたのだ。チャリティーライブのコメントでは、「震災で大変なご苦労をされていることを知りました。僕たちの音楽で皆様に元気を持っていただけたらと思います」と熱唱。“あたりまえ体操”やコントで笑いを振る舞う一幕もあった。
石巻市雄勝中学校3年生は片道3時間を掛けての遠征応援だった。震災直後より太鼓やワークショップ・オリジナル曲を提供した当法人へ感謝の気持ちを込め、その恩返しが出来たら嬉しいと話した。そして、自分たちも震災で全てをなくしたが、太鼓を打つことで希望をもって元の生活を取り戻したいと語った。
舞台で繰り広げられる様々な公演に観客から大きな歓声と拍手が沸き起こる。
親子連れの子ども達は音楽に合わせて笑顔で身体を揺さぶる。
地元の方々から、「大変なことも多いけど、今この時間が本当に楽しい!有難う」、「遠いところから来てくれて有難う!」と声掛けされる言葉が心に染み入る。
みちのくの夕暮れは町を黄金色に染める。
その光は満足げに微笑む人々の笑顔をより一層輝かせていた。
これからの日々、1日も早く幸せな元の生活を取り戻せるよう町興し・復興支援活動を続ける大切さをひしひしと感じる日であった。
我々NPO法人日韓文化交流会とGFSCは文化芸術を通して東日本の復興推進活動を今後も継続して参ります。
諸団体・応援団の皆様!有難うございました。
※ 無断転載を固く禁じます。
夢さんま祭り開会します!
今年は大型の炭火焼さんまが2000匹!!
NEWバージョン!
さんまとキムチの日韓コラボ鍋に行列!
500食無料提供も間もなく完食
韓国企業協賛バザー!も盛況です
MR.MRスペシャルステージ1部
コントも交えて~
MR.MRが炭火焼さんまを手渡し!
お祭りの風物詩”餅まき“です!
MR.MRも参加~
今は懐かしい 寺町一座
力強い雄勝中学校の復興太鼓演奏
駒の会の演奏
スペシャルステージ2部!
子供達も楽しんでます~
韓国企業協賛の収益金は夢商店街に寄贈!